電子商取引(ペーパーレス・トレーディング) - 「Covantis eBL powered by Secro」
メンバーの皆様は回覧18/23をご参照ください。回覧18/23では、国際グループ(以下、「グループ」)が2023年11月13日付の更新版Secro Customer and User Agreementの承認を確認しました。また、以前承認されたSecro standard e-bill(シンガポール法に準拠)に加え、追加にてSecro standard e-billについても英国法および2023年電子取引文書法(「英国電子取引文書法」)の下、使用を承認しました。これらは全てクラブのてん補対象として、引き続きグループの承認は継続します。
Secro社はスイス拠点のテクノロジー企業Covantis社とパートナーシップ契約を締結しました。本提携の結果、Secro e-billシステムは、「Covantis eBL powered by Secro」というブランド名の下、Covantis社のSaaS(Software as a Service)サービスの一環として、農産物取引業界にて導入されることになります。農産物以外の取引では、Secro Inc社独自のブランド「Secro」が引き続き導入されます。「Covantis eBL powered by Secro」および「Secro」はいずれも、以前グループにより承認された同様のe-billアプリケーションを基盤としています。
本回覧は、グループによる「Covantis eBL powered by Secro」システムの承認を確認するものです。
「Covantis eBL powered by Secro」システムの使用と運用に関する法的文書は、利用者が既存顧客か新規顧客かによって異なります。
既存顧客は、SaaS顧客向けの一般的な利用条件を含む、Covantis Service Agreementの対象となります。既存顧客で、「Covantis eBL powered by Secro」システムの利用を希望する場合は、Covantis amendment agreementに署名する必要があり、これにより、e-billの利用規約がさらに拘束されます。新規顧客で「Covantis eBL powered by Secro」の利用を希望する場合は、関連するすべてのe-bill利用規定が組み込まれたTerms and Conditions document(「GTC」)に署名する必要があります。これらの文書はすべて2024年10月15日付のものであり、グループによりレビューされ、承認されたものです。
国際グループ加盟クラブの約款では、貨物の運送に関するその他のてん補除外規定は、承認済みのすべての電子商取引システムに対して、紙の船荷証券と同様に適用されます。これら免責事項の中には、運送契約で定めた港または場所以外での貨物の荷揚げ、先日付または後日付の電子文書/記録の発行/作成、譲渡可能な電子文書/記録の提示なしでの積荷の引き渡しが含まれており、承認された電子商取引システムを使用した場合であっても、当該システムの規則に従わない積荷の引き渡しによって生じた責任なども、てん補から除外されます。
国際グループのすべてのクラブは同様の回覧を発行しています。