ギニアのクーデター続報 (更新日: 2021年9月9日)
2021/09/09
当クラブのコレスポンデンツよりギニアのクーデター最新情報が更新されましたのでお知らせします。首都コナクリは未だ予断を許さない状況ではありますが、コナクリ港での荷役は再開され、空港でも一部の航空会社がフライトを再開しました。また、カムサール港などコナクリ以外の港は全て通常通り稼働しています。治安判事の個人的な裁量によって判決に遅れが生じる可能性があります。
インドネシア-海軍による停泊船舶の拘留事例
2021/09/08
インドネシアのビンタン島沖の海域に停泊している船舶がインドネシア海軍によって拘留される事例が増加しています。また、拘留が行われる海域は拡大していますので、注意が必要です。詳細については、当クラブのコレスポンデンツであるSpica Services (Indonesia) Wisma PMI からの9月7日付メールの抜粋をご覧ください。
海上貨物憲章
2021/09/08
2019年6月のポセイドン原則の発足をきっかけに、海運業界全体で環境保護への意識を高め、海運が環境に及ぼす負の影響を軽減するため、荷主グループ (Anglo American, Cargill, Dow, Total, Trafigura) と船主 (Euronav, Norden, Stena Bulk) は、船舶輸送排出量の報告に関する合意書の策定に取り組みました。この取り組みが2020年10月7日の海上貨物憲章 (Sea Cargo Charter) の発足へとつながりました。
EU、船舶による温室効果ガス規制「Fit for 55」を提案
2021/09/06
2021年7月14日、欧州委員会は包括的気候産業規制「Fit for 55」パッケージを採択しました。この政策パッケージは、温室効果ガス(GHG) 排出量を1990年と比較し、2030年までにEU内で少なくとも55%削減するという目標を掲げています。 EUが2050年までに「気候中立な大陸(Climate-neutral Continent)」となるためには、輸送の際のGHG排出量を全体で90%削減する必要があります。
アルゼンチン・ブラジル間の海上輸送協定 - 2022年2月9日にて終了
2021/09/03
1985年8月15日に締結されたアルゼンチン・ブラジルの両国間で取引される貨物の海上輸送を両国籍の船舶のみと限定する「海上輸送協定」は、2022年2月をもって終了致します。詳細は、Pandi Liquidadores S.R.L.の回覧046/2021をご覧ください。
ロッテルダム:入港中の船上でのコンテナ固縛作業の制限
2021/09/03
ロッテルダム港規則 (11_4_1)では、岸壁係留中で船員が乗船する全長170m以内の船舶のみが、船上でのラッシング作業を実施することができるとしています。 全長170mを超える場合、同作業は認可を受けた現地業者が実施しなければなりません。本規則を施行するため、9月1日より検査が開始されました。 規則に違反した場合、罰金が科せられますが金額は不明です。
ウクライナ:現地環境保護当局検査官によるバラスト水検査
2021/09/03
ウクライナの港において、ここ数週間で少なくとも3隻の船舶が、廃水流出により黒海の汚染を引き起こしたとして告発されました。いずれのケースも現地当局検査官から十分な証拠が提出されないにも関わらず、船主の反論は却下され、罰金が全額支払われるまで船舶は拘留されました。 ウクライナの港にて同様の問題が発生した場合は、当クラブの現地コレスポンデンツDias Marine Consultingにご連絡ください。
中国- 外国籍船舶への領海内航行要件と報告方法
2021/09/01
中国海事安全局(MSA)は2021年8月27日、主に油や化学薬品、ガス、その他有害物質を輸送する外国籍船等が中国領海に入る際に、船舶の詳細を事前報告することを要求する通達を発表しました。
当クラブは、この度Anuj Velankarを、リージョナル・ロスプリベンション・ディレクターに選任いたしました。
ばら積み船はコンテナを輸送できるか?
2021/08/25
コンテナ輸送の需要は、特に太平洋航路やアジア・ヨーロッパ航路で非常に高くなっており、一部の輸出業者はコンテナ輸送のためにばら積み船をチャーターしています。この記事では、ばら積み船でコンテナを輸送するにあたり、考慮すべき重要な要素や保険カバーへの影響についての概要をご説明します。
中国- 漁船との衝突回避についてのガイダンス
2021/08/24
当クラブのコレスポンデンツ、Huatai Insurance Agency and Consultant Service Ltd は、最新の回覧 PNI [2021] 11で、中国沿岸海域で漁船との衝突を回避するために役立つガイダンスを提供しています。
UKクラブ・ウェビナー(Series 17): バラスト水管理の今後の展望
2021/08/12
UKクラブが先日「バラスト水管理の今後の展望について」と題して開催したウェビナーは好評のうちに終了しました。本ウェビナーではバラスト水管理(BWM)技術、実用化、コンプライアンス・モニタリング、条約の施行および実際の運用に焦点を当て議論しました。