2019年4月9日掲載の対ベネズエラ制裁に関する記事の続報です。 最近OFACは、ベネズエラからキューバへ石油貨物を輸送したとして、タンカー船主4社と9隻のタンカーをSDNリストに追加し、新たに制裁対象としたことをご承知おきください。SDNリストの特定者は下記リンクに記載されています。 https://home.treasury.gov/news/press-releases/sm653
今回、制裁対象者を追加したことにより、米国当局が制裁措置を米国外の人に適用することを示しており、ベネズエラからキューバへの石油または石油製品の輸送に関与することは、リスクが高いことは明らかです。米国当局は非公式ながら、ベネズエラへのガソリンの輸入も、制裁対象団体を支持していると見なされれば、危険性は高いと示唆しています。ただし、PDVSAやその他の制裁対象団体が関係している場合は、すべての航海は程度の差こそあれ制裁リスクを伴うため、メンバーはベネズエラ関連の航海または何らかの関与を行う前にリスクと潜在的影響を慎重に評価するようご注意ください。