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Crew Health Advice: Limiting hearing loss
Date
4 May 2023 04/05/2023

当クラブが実施する船員雇用前健診(PEME)において、難聴(または聴覚障害)により不適合となる例は、全体の11%を占めています。当クラブでは、聴力検査で異常と診断された最大のグループが機関室で作業に従事している船員であることに注目しています。

一般的に、聴覚検査の結果が悪い船員は、軽度から中度の高周波難聴の兆候も示しています。機関室内で働いている船員は聴覚障害を引き起こす傾向があり、予防策を講じていない船員には、この傾向が特に強いようです。

通常85dBAを超える高いレベルの騒音環境は、騒音性難聴 (以下NIHL)を引き起こします。このレベル以上の騒音による悪影響は、個人差や騒音環境の曝露時間によって異なります。

聴覚障害の特定と抑制

聴力検査は当クラブPEME検査に含まれています。この検査は、騒音性難聴(NIHL)を判断する唯一の診断評価です。この検査は、防音ブース内の聴力検査装置で損傷を正確に測定します。聴力保護プログラムには以下の項目が不可欠です:

  1. 全ての船員を対象に、騒音環境の曝露後6か月以内にベースライン聴力測定を実施します。この検査は、対象となる船員が少なくとも14時間、危険な騒音にさらされていない時に、実施するのが理想的です。
  2. 高い騒音レベルに曝されている船員には、騒音が聴力に及ぼす影響、聴力検査の目的、騒音による聴力損傷を軽減する保護具の効用についての研修受講を求めることもできます。
  3. 船上では、機関室のような騒音に曝される環境は避けることができないため、そのような区画内では聴力保護具は義務付けられています。耳栓やイヤーマフなどの聴力保護具は簡単に入手して、使用することができます。最も効果的に聴覚を保護できるのはイヤープロテクターです。
  4. 85デシベル以上の騒音に曝されている環境、特に騒音レベルが高く、長時間に及ぶ場合は、船員に対して、適宜休息を与えてください。

 

クルーヘルスについてのアドバイス全文は、以下からダウンロードできます。