UK P&Iクラブのクレームチームは業界において最高クラスと認識しています。

UK P&Iクラブはリーディングクラブとして過去30年にわたり、有名な海難事故を数多く対応してきました。UKクラブのクレームチームの豊富な経験は、クラブおよび再保険会社のコストを最小限に抑え、加入船舶の運航を継続しつつ、メンバーに最高の商業的結果をもたらすための独自の経験を積んでいます。 

クレームに発展する可能性のある損害や事故に対し、当クラブのリージョナルクレームダイレクター、シニアクレームダイレクター、専門のクレームスペシャリスト、実績のあるコレスポンデンツ、弁護士、その他のアドバイザーがグローバルチームを編成し、最良を尽くします。

いかなるクレーム処理にも、人命、財物、環境を保護し、さらなる損害を軽減するためにあらゆる手段を講じることに焦点を当てています。同時に、できるだけ早く運航を再開・クレームを解決するように支援し、メンバーの皆様の商業的利益を保護するためのサポートをいたします。 

連携したグローバルアプローチ

クレームに発展する可能性のある事故の通報を受けるとすぐに、適切なタイムゾーンと管轄区域にて適切なチームを編成し、事故に対応いたします。クレーム管理に対する当クラブの柔軟かつ連携のとれたグローバルなアプローチは、メンバーの皆様に代わって迅速かつ効率的なクレームへの対応を行うことで、皆様のビジネスへの影響を最小限に抑えることを可能にします。

当クラブの世界5地域のうち、最も関連性のある地域のクレームダイレクターが、メンバーのクレームが上手く解決に至るまで、責任を持って監督いたします。クレームダイレクターは、世界10拠点の中の14名のシニアクレームダイレクターの中からクレーム管理に適した者を1名または複数名指名します。

当クラブのリージョナルクレームダイレクターおよびシニアクレームダイレクターは、元船員、弁護士、海務関係の技術的な専門家で構成されています。また、リージョナルクレームダイレクターおよびシニアクレームダイレクターは、保証状の発行、クレームやクレーム処理にかかる諸費用の決済の承認など、上層部に照会することなく迅速な決裁を下す権限を持っています。

リージョナルクレームダイレクターおよびシニアクレームダイレクターは、専任のクレームハンドラー、コレスポンデンツ、現地弁護士、専門家を任命のうえ多岐の分野にわたるチームを編成し、メンバーの皆様の商業的利益を保護するためのサポートをいたします。

比類のない技術的な専門知識

UK P&Iクラブは、パフォーマンス重視かつ顧客重視で献身的な比類のない専門知識をもつクレームスペシャリストを世界各地に85名以上擁しています。クレームスペシャリストは以下の通りです:

  • 船長を含む、あらゆる種類の船舶の元シニア船員
  • 米国、英国、ギリシャ、シンガポール、香港、日本で資格を有する海事弁護士
  • バルカー、コンテナ船、タンカー、LPG/LNG、その他ガス運搬船、クルーズ船、オフショアエネルギー船、その他船種の海務スペシャリスト
  • 油濁、衝突、座礁、火災、難破船の撤去、貨物、人身傷害、損害防止に関する技術的な専門家

メンバーのビジネスに関して深い知識を持つスペシャリストたちが、ニーズに沿った適切な解決方法を提案いたします。また、必要に応じて、トーマスミラーグループ内の比類のない海事業の専門知識を活用します。

当クラブのクレームハンドラーは、ピレウス、香港、今治、ニューヨーク、ロンドン、ロッテルダム、サンフランシスコ、上海、シンガポール、東京を拠点としており、350港の現地コレスポンデンツによってサポートされています。この国際的なオフィスネットワークにより、24時間365日、現地に適応した専門知識と包括的なクレームサポートを提供いたします。 

大規模な海難事故における経験

当クラブのクレームチームは、世界で注目を浴びた大規模な海難事故を対応しました。クレーム処理では、この経験を最大限に活かしたサポートを提供いたします。 

大規模な海難事故の事例は以下の通りです:

Our expert

Alan Mackinnon

Chief Claims Officer (CCO)
Read more

Collision with Kaminesan and sinking, Singapore, 2004 - complex removal of the wreck of a 40,772 GT car carrier in the Singapore straits.

Oil pollution, USA, 2004 - response to large oil spill in Delaware River, followed by substantial recovery from US Spill Liability Trust Fund and ship's charterer.

Collision with Gull Arrow and Dixie Vengeance and pollution, USA, 2009 - complex pollution matter with thousands of community claimants in Texas. 

37,113 GT container ships, damage to oil pipeline, China 2012.

Sinking in typhoon, Hong Kong, 2013 - removal of capsized wreck of handy size bulk carrier following liquefaction incident.

Collision with Hanjin Italy, Singapore, 2013 - forceful collision between laden LNG tanker and large containership.

Collision with Dawn Kanchipuram and pollution, India, 2016 - challenging pollution matter of Chennai, with multiple community fishery claimants. 

Collision with CSL Virginia and cargo loss, Corsica, 2018 - collision and subsequent pollution incident off world heritage coastline.

Damage to waterfront mansion, Turkey, 2018 - ship made contact with historic wooden mansion in Bosporus Straits, requiring complete rebuild.

Grounding, Egypt, 2021 - high profile grounding of containership in Suez Canal leading to 6 day blockage and 3 month detention of ship while compensation was negotiated.

Loss of anchor, Netherlands, 2021 - multiple collisions between ships and wind farm installations during storm.