Lessons Learnt: 隔壁のボイドスペース
2017/09/20
今回ご紹介するアニメーションビデオは、貨物搭載後のあるばら積み船で、隔壁のボイドスペースにて定期的な内部検査が行われた際に起こった事故について説明しています。今回のLessons Learnt(事故の教訓)では、不幸にも死亡事故に繋がってしまったケースを取り上げます。
事故の教訓:錨地での船舶との衝突
2017/08/23
A bulk carrier received instructions to anchor in a designated port anchorage area occupied by other vessels
事故の教訓:燃料油による貨物の汚染
2017/08/17
新造バルカーのホールド2か所に貨物を積荷中、500トンの燃料油(HFO)を両舷の2番燃料タンクに補給したところ、作業終了直後に左舷側タンクの燃料が減少していることが遠隔測定システムにより発覚しました。結果的に、約2,200トンの貨物を積んだ第3ホールドに約60トンの燃料油が漏れており、多大な損害が発生しました。この事故から得られる教訓としては、建造後初の航海の際は船の構造上の重大な欠陥が発見されることが多いため、航海前に、ホールドに隣接している燃料およびバラストタンクのふたがきちんと密閉されていることを確認しなければならない、ということです。また仮にこの確認を怠り、ふたの密閉性が確保されていなかった場合は、不堪航(Unseaworthy)と判断される可能性もあります。
事故の教訓: 悪天候下のデッキでの負傷
2017/08/09
貨物を満載していたバルクキャリアが、強風により荒れている地中海を航行していた際、事故は発生しました。メイン・デッキとハッチ・カバーを洗浄するため右舷側のホースを使用していた船員が、デッキに押し寄せた波によって、カーゴ・ホールドのハッチ・コーミングに向かって流され、治療のため緊急に離路しなければならないほどの怪我を負ったのです。この事故からの教訓としては、デッキでの作業を指示する際は天候状況等を十分に考慮すること、また、悪天候時にデッキでの作業がどうしても必要な場合は適切な安全用具を使用し、ブリッジの見張り員に事前に伝えること、などが挙げられます。
事故の教訓: 密航者事件
2017/08/02
本船は西アフリカで最初の港で積荷を終えた時には不審な者は発見されなかったものの、2つ目の寄港地で2名の密航者が発見されました。密航者は積荷港でステベドアの助けを得てデッキクレーンの台座にある小さなスペースに潜り込んでいたことが分かりました。
事故の教訓: 燃料補給中の漏油事故
2017/07/26
船舶の補油作業にあたり、安全管理システムの履行を怠り、バンカリング・チェックリストにチェックはしたものの、実際に確認作業をしなかったために発生した漏油事故を事例に教訓を考察しています。
事故の教訓: フィッターの深刻な目の負傷
2017/07/20
本船錨泊中に、チーフエンジニアはフィッターにアンカーケーブル・ストッパーのロックピンを作製するよう指示しましたが、フィッターがアングルグラインダーに仕様外の大きなディスクを取り付けて作業を行った為、ディスクが粉々に割れ、その破片の一つが保護面を貫通しフィッターの右目に深刻な傷を負わせました。
事故の教訓: 強風のために外れた係留
2017/07/20
本船は北北西向きで着桟し、荷降しのため岸壁に左舷をつけ停泊していました。早朝から北西の風は次第に強風となってきました。船長は係留ロープを増やすよう指示しましたが、左舷正横からの突風のために対岸の岸壁に衝突し、岸壁と船体の双方に大きな損傷が生じました。
事故の教訓: 多数の死亡者をだした悲劇的な機械の故障
2017/07/10
エンジンルームでのスチームパイプ修理の不備により10人の死者が発生する事故につながりました。これは業務に伴う危険性に対する認識の甘さ、作業工程の説明不足、言語の問題で意思疎通に支障があったことが原因でした。
事故の教訓: 船舶交通量の多い水域での座礁事故
2017/06/07
船種:ドライ・カーゴ船 事故の経緯: 往復航行が分離されている海域で、他船を追い越そうとした船舶の座礁事故が発生しました。
事故の教訓: とうもろこし貨物の水濡れ損傷
2017/06/07
Explore crucial lessons in cargo vessel safety improper hatch maintenance led to damaged maize cargo