2016年7月1日よりSOLAS条約の改正による実入りコンテナの総重量の証明と申告が荷送人に義務付けられることについてこれまでLPB1096、米国の同一要件についてLPB1098でお伝えしてきました。IMO(国際海事機関)は2016年5月23日付けでMSC.1/Circ.1548を発行し、批准国の各関係機関に対し2016年7月1日以降3ヶ月の間は、実入りコンテナの総重量が改正SOLAS VI/2.4から2.6の要件を満たしているか検証するにあたり、現実的な対応を探り、VGMだけではなく本船とコンテナ輸送の安全面に最大限配慮するよう呼びかけています。
回覧11/16 - 米国油濁事故対応計画書(VRP) - アラスカ及びオレゴン
2016/05/26
クラブ回覧 09/15 をご参照ください。メンバーの皆様には、西アラスカ水域を、米国の港から又は米国の港へ向け て航行するタンカー以外の船舶は、米連邦法の要求事項を満たす Alternative Planning Criteria(APC)を遵守する 事が求められていることをお伝えしました。
Soundings- UK Defence Club
2016/05/24
1099 - 05/16 - 密航者の下船禁止(ガーナ)
2016/05/13
当クラブでは、ガーナのタコラディ港当局がテマ港に続いて、ガーナ国籍ではない密航者の下船を禁止したと報告を受けています。密航者の乗船を許さないよう入港中の見回り、警備員配備、出港前の密航者捜索活動等の対策を強化いただき十分ご注意下さい。
回覧09/16 - 対シリア制裁
2016/05/10
EUと米国は、シリア政府および対象者に指定されている個人/団体に対する貿易制裁を継続しています。本回覧はシリア関連の海運及びその保険提供に適用される制裁の概要について、メンバーにお知らせするものです。
回覧10/16 - 次亜塩素酸カルシウム(さらし粉)の運送に関する新たなガイドライン
2016/05/10
国際グループ(IG)は Cargo Incident Notification System(CINS)加盟の船社と共に、次亜塩素酸カルシウム (さらし粉)の運送に関する新たなガイドラインを共同作成しました。
1097 - 05/16 - 船舶のGPS利用
2016/05/04
今回のLP Bulletinは、船舶位置情報の確認にあたりGPSだけに頼りすぎることの危険性について再警告しています。 各国当局や海運業界では、北朝鮮やその他の発信源から発せられると見られるGPS妨害電波の情報に憂慮しており、船舶の航行にはGPS機器のほか、天文航法を含めあらゆる従来の方法を併用することを推奨しています。
LPB1096でお伝えしたとおりSOLAS条約の改正に伴い2016年7月1日より実入りコンテナの総重量の証明と申告が荷受人に義務付けられます。これについてUSCGは2016年4月28日付で「Marine Safety Information Bulletin No. 009/16」(MSIB No. 009/16)を発行し、実入りコンテナの総重量提供に関する既存の米国の法令と今回の改正SOLAS規則VI/2の要件とは同一であり、その要件に沿って船長へ総重量証明が提供される事や安全な積み付けで本船が運航される事を従来どおり確認していくとの見解を発表しました。
国際グループは、2011 年版インタークラブ・アグリーメント(The ICA: The Inter-Club New York Produce Exchange Agreement)をすべての NYPE/Asbatime 書式の定期傭船契約に適用するよう推奨しています。国際グループはそのため、全ての NYPE/Asbatime 書式に 2011 年アグリーメントを適用・摂取することを促 進する定期傭船契約書の条項を草稿しました。
Soundings UK Defence- May 2016
2016/05/02
1093 - 04/16 - 密航者(南アフリカ)
2016/04/19
南アフリカのコレスポンデツより最近の密航者事情をまとめた「THE AGE OF THE PROFESSIONAL STOWAWAY」と題した記事が届いていますのでご紹介します。従来型の密航と異なり、最近では手引きをする組織と組んで本船に密航者として乗り込み、おとなしく送還されることを条件に船主へ金銭要求をする密航が報告されています。密航者を乗船させないことが最大の防御となりますが、その防止策など有益な情報が記されていますので是非ご一読下さい。
1094 - 04/16 -港湾情報(モザンビーク)
2016/04/19
南アフリカのコレスポンデツより、2016年4月現在のモザンビーク港湾情報を入手しましたのでご紹介します。 今回も主要港における保安関係の事柄や最近のクレーム事情など、広範囲にわたる情報をお伝えしています。
1091 - 04/16 - 船舶の座礁事故(イエメン)
2016/04/13
イエメン沖で3隻の船舶が座礁しているとの報告がありました。 1隻がNishtun港で、また2隻がソコトラ島(Socotra Islan)沖で座礁していますので、近くを航行する船舶は注意が必要です。
回覧06/16 - イラン航海とP&Iカバーについて - 代替再保険の限度額引上げ
2016/04/13
1090 - 04/16 -船舶の廃棄物処理(アルゼンチン)
2016/04/01
最近アルゼンチンで、船舶の廃棄物処理について当局の取締りが活発化しており、メンバーからの問合せが増えています。船内の廃棄物陸揚げ処理をすべきかどうかはSENASA(農畜産品衛生管理機構)の検査官の裁量に委ねられています。ここ数ヶ月のPSCでもコーストガード(PNA)による廃棄物処理命令も出されたケースが数件報告されています。ブエノスアイレス州では廃棄物処理を強制化する法律が2015年に制定されましたが、現在地元の反対により未だ実施されていない模様です。
Risk Focus Consolidated 2016
2016/03/31
With its team of risk assessors, the UK Club is in a unique position to gather data and target areas of risk onboard ship.
1088 - 03/16 - 安全対策に係る入港条件の廃止(キューバ)
2016/03/22
USCGは2016年3月17日付のNews Releaseにて、キューバが国際船舶港湾施設保安(ISPS)コードの要件を満たし、港湾施設において有効なテロ対策措置が取られていると判断したため、入港条件を課す対象国リストからキューバを除外したことを発表しました。これにより、キューバの港に入港中の船舶に求められていた追加の安全対策が不要になりました。
回覧05/16 - イラン航海とP&Iカバーについて - 更新情報
2016/03/18
対イラン経済制裁に関するクラブ回覧03/16をご参照ください。本回覧は、国際グループの超過再保険及びハイドラ再保険において回収不足となるショートフォール・リスクについて再保険回収を確実にするための暫定的・長期的解決策に関し、更新情報をお伝えするものです。
1086 - 03/16 - ジカウイルス感染症(ジカ熱)続報
2016/03/17
LPB1080でお伝えしたジカウイルス感染症(ジカ熱)について、当クラブでは最新情報と感染拡大が確認されている地域へ立ち寄る船舶の船主や乗組員向けのガイダンスをまとめた専用ページ(英文)をご用意しました。韓国に続いて中国の港においても感染が拡大している国や地域に寄港した船舶に対し、検疫局が蚊の根絶証明書の提示を要求しています。