エジプト:ダミエッタ寄港時のターミナルからの電力供給
2018/04/05
エジプトのダミエッタ港では、着桟中の全ての船舶は陸電供給を受けて50セント/kWhを支払うことを義務付ていましたが、港湾側の電力供給が必要量を下回る事態が度々発生したため、本船電源も使用可能となりました。ただしその場合も陸電供給相当額の支払い義務は残ります。
事故の教訓:発電機プラットフォームからの転落
2018/04/04
当直エンジニアとオイラー(操機手)は、損傷したディーゼル発電機の排気ガス温度計の交換作業を命じられたが、これには排気ガスマニホールド部分を取り外す必要があった。作業開始に先立ち、作業前ミーティングが実施され、作業に必要な道具と設備の準備が行われた。
ベネズエラ:外国籍船はデジタル通貨ペトロでのサービス料支払いが必要に
2018/04/04
ベネズエラのコレスポンデンツによりますと、同国政府は経済封鎖に対抗し外貨を調達するため、デジタル通貨「ペトロ」を新設したと発表しました。また海事当局の役割を果たす国立水域研究所(INEA)は3月23日以降、外国籍船舶からのサービス料の徴収は同デジタル通貨で行うと発表しました。
ギリシャ:Go Maritime会議
2018/03/27
UKクラブは、エーゲ海・キオス島のゴールデンサンドホテルで最近開催された "Go Maritime"会議に参加しました。
トーマス・ミラー社は、「海事クレームの動向」フォーラムをYoung Maritime Professionals(YMP) とともに共催しました。 今年で3回目となる同フォーラムには、弁護士やブローカー、専門家を含むYMPメンバーから70人以上が参加し、中国の大豆クレームの問題、最近の判例やアテネ条約における「運送(Carriage)」の定義などについて有意義なプレゼンテーションが行われました。配布資料に興味のある方は、Amanda Hastingにお問い合わせください。
事故の教訓: 漁船との衝突事故
2018/03/21
Here are a few lessons learnt after a vessel collision
リスク・フォーカス:サイバー
2018/03/21
海事業界のテクノロジーへの依存が高まるにつれ、サイバー・インシデントに対する脆弱性が問題となっています。この度、UKクラブはTTクラブ及び専門機関と共同で海運業界のサイバー・リスクに特化したリスク・フォーカスを発行しました。
事故の教訓:荒天時のデッキ貨物の移動事故
2018/03/16
本船(RoRo)は、主にトラック、ショベルカー、コンテナおよびその他一般貨物を積載していた。貨物は、乗組員により主に内部メインデッキの貨物スペースと暴露甲板にそれぞれ設置された強化ラッシングポイントに、チェーンラッシングで固縛された。
栄養と水分摂取週間
2018/03/15
今週は「栄養と水分摂取の週間」です。 この取組みは、地方や国、世界中で栄養と水分摂取の改善に注目し、促進することを目指しています。 健康的で多彩な食事を、適切な水分補給とともに摂ることは多くの人々にとって当たり前のように思われています。最近の「船員幸福度指数」の調査では、船員は船上の食事を10点中6.26と評価しており、船内で健全な状態を保つ能力を6.06としか評価しませんでした。
中国:厦門(アモイ)における船舶の航行速度規制と制限事項
2018/03/14
2018年3月1日より厦門市海上交通安全条例が施行され、海象・気象状況により航行速度規制や航路管制を守ることが求められます。規則には罰則もあるため注意が必要です。
インド:海事法2017(海事クレームの管轄と解決)
2018/03/13
インド海運省は、上記法律を2018年4月1日より施行する旨の通達を発出しました。この日以降、海事訴訟提起、インドでの船舶の拘留、裁判管轄に関する問題など すべてこの法律に基づき決定されます。
ニュージーランド生物付着規制:クラブ・コレスポンデンツからの最新情報とアドバイス
2018/03/08
UKクラブは、現地コレスポンデンツであるP&I Servicesより、ニュージーランドで2018年5月15日より施行される生物付着リスク規制(CRMS)に関する情報を入手しました。 また、このCRMS規制とは別に、最近、日本から寄港した自動車専用船でカメムシが発見され入港拒否されたケースが相次いだことから、その最新情報とアドバイスを伝えています。
南アフリカ:リステリア症の流行
2018/03/08
最近南アフリカで広がっているリステリア菌による感染症の被害状況に関する、現地コレスポンデンツからの情報をお伝えします。
USコーストガード:航海・船舶検査に関するアップデート
2018/03/08
USコーストガード(USCG)は、33CFR151, Subparts C & Dに基づくバラスト水管理規則の遵守に関する広範なガイダンスを含むNavigation&Vessel Inspection Circular NVIC 01-18を発行しました。
米国:北朝鮮への制裁措置を強化
2018/03/08
UKクラブは、北朝鮮に対する米国の制裁措置について、米国法律事務所、Freehill Hogan&Mahar LLPから次の情報を入手しました。
台湾:2019年1月1日より低硫黄燃料油規制(0.5%以下)を導入
2018/03/06
IMOの船舶燃料油の硫黄分を0.5%以下とする低硫黄燃料油規制は、2020年1月1日より発効します。これに先立ち、台湾交通部(MOTC)は、2019年1月1日よりこの規制を同国に入港するすべての外航船舶に実施すると発表しました。これを奨励するために2018年2月1日以降に低硫黄燃料に切り替えて入港する船舶には補助金があるとのことです。
UKヨーロッパ:使用者賠償責任保険関連クレーム(2018年2月20日現在)
2018/03/05
使用者賠償責任保険(EL保険)関連のクレームが提出された船舶は添付PDFに掲載したとおりです。
現在、当クラブで保険てん補している船舶は、こちらのシップ・ファインダーからご覧になれます。
ばら積み貨物のリミテーション: 我々は今どこにいるのか?
2018/03/01
ばら積みフィッシュオイル貨物が航行中にコンタミを起こした「Aqasia号」事件で、英国控訴院は商事法廷の第一審判決を支持し、多くのバルカーやタンカー船主に危機感を抱かせています。船主は第一審でヘーグ・ルールの下で責任制限は1メトリックトンあたり100ポンドと主張しましたが、ヘーグ・ルールでの責任制限の単位(Unit)は、加算可能な単位に適用されるのであり、メトリックトンのような質量単位ごとに適用されるものではないとしました。
事故の教訓: アンカーの喪失
2018/02/28
本船(バルカー)は、海図水深約90メートルの錨地で補油するよう指示された。錨地に近づくと、船長は当直航海士を従え、ブリッジで操船指揮をとり、チーフオフィサーは甲板部乗組員とともに、船首配置についた。天候は軽風とわずかな潮流という好条件であった。投錨準備のために、船長は、チーフオフィサーに対し、錨鎖の2節分(55メートル)が水中に入るまで、左舷アンカーを繰り出させ、次の指示あるまでウインドラスブレーキを効かせておくよう指示した。
回覧3/18 - UKクラブとメンバーに係わるEU一般データ保護規則ガイダンス
2018/02/27
本回覧は、2018年5月に発効する予定のEUの一般データ保護規則(GDPR)についてメンバーの皆様に概要や影響をご説明するためのガイダンスです。